NHKプロフェッショナル仕事の流儀:ITバリアフリー化の全盲研究者「浅川智恵子さん」
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2010年1月15日 川路いず美
アクセシビリティー
1月12日にNHKプロフェッショナル仕事の流儀に、ITのバリアフリー化を研究している全盲の「浅川智恵子」さんが出演されていました。
プロフェッショナル 仕事の流儀「あきらめなければ、道はひらける」研究者・浅川智恵子(外部サイト)
全盲の方がどのようにIT技術を使うのか、みなさんなかなか見る機会が無いと思います。
1月19日(火曜日)0時45分~(月曜日深夜)再放送するので、ぜひご覧になってみてください。
きっとびっくりしますよ。
視覚障害者はみんな点字が読めるという思い込み
さて、番組の中でも紹介されていましたが、視覚障害者の約1割しか点字を読めません。
「え!」とびっくりされた方が、沢山いたでしょうね。
私たち晴眼者は、勝手に「視覚障害者は全員点字が読めるし、もし自分が視覚障害者になったら点字を習得するんだろう」と思いこんでいます。
後天性の視覚障害の場合、指先の感覚が発達しないので点字の習得はほぼ無理です。
じゃあ、どうやって自分が選んだ情報を取得するのか。
それがインターネットなんです。
デジタル化だけでは本当の情報は取得できない
視覚障害者の約9割がインターネットを使っているというデータもあります。
ウェブサイトを「音声」で読み上げるソフトを開発したのが浅川さんです。
でも、実際画像にalt属性がなかったり、きちんと情報を取得できないサイトだらけで、結局使い物にならない。
時間をかけて読み上げても、裏切られ、また裏切られ。
そこで「ソーシャル・アクセシビリティ・プロジェクト」というのを立ち上げたそうです。
ボランティアが使い物にならないサイトに正しい情報をつけて、みんなでウェブアクセシビリティを向上させましょうという素晴らしいプロジェクト。
気づきました?
このプロジェクトがなぜ存在しないといけなかったのか。
企業からお金をもらってプロとしてサイトを制作している私たち制作者が、プロの仕事をしなかった。そこで、ボランティアさんの力を借りることになっているんです。
そう、お金をもらってユーザーを裏切ってるのは私たち制作者です。
このプロジェクトの取り組みはとても良いと思います。でも、そもそもこのプロジェクトが存在しちゃいけないんですよね。
そこをウェブ屋さん、気づかないとね。
実際に視覚障害者のウェブ閲覧の様子を見てみましょう!
最後に、宣伝になっちゃうんですが2月24日に地元名古屋でセミナーがあります。(実は私もちょっぴりお話します。)
その中で、実際に全盲と弱視の方がどうやってサイトを閲覧するか、どんなサイトだと困るのかのデモがあります。
目の前で視覚障害者の方がサイトを閲覧する機会はほぼ無いと思います。
とても良い機会なので興味のある方は、ぜひ参加してみてください。
モニターの前の技術論に走らず、一度生で体験するとそれだけで自分の仕事の価値観が変わりますよ。



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